ホテルへ転職するにあたって、「英語は必須なの?」と心配な人も多いと思います。
実際私も1年間のアメリカ留学経験はありましたが、なんせ帰国後のブランクが長かったのでめちゃめちゃ英語を忘れてしまっていました。
この記事では、私がホテルで働いていて感じた「ホテルで働くにあたっての英語の必要度」について書きたいと思います。
目次
- 1 ホテルの転職に英語は必須なのか?
- 2 英語が話せない社員もいます
- 3 部署によって英語の必要度は変わる
- 3.1 ・フロント 英語必要度レベル★★★★★
- 3.2 ・ベル、コンシェルジュ 英語必要度レベル★★★★★
- 3.3 ・オペレーター 英語必要度レベル★★★★★
- 3.4 ・海外営業 英語必要度レベル★★★★★
- 3.5 ・役員秘書 英語必要度レベル★★★★★
- 3.6 ・レストランサービス 英語必要度レベル★★★★
- 3.7 ・宿泊予約、ツアーコーディネーター 英語必要度レベル★★★★
- 3.8 ・フィットネス 英語必要度レベル★★★★
- 3.9 ・宴会サービス 英語必要度レベル★★★
- 3.10 ・人事部 英語必要度レベル★★★
- 3.11 ・レストランキッチン 英語必要度レベル★★
- 3.12 ・ウェディング 英語必要度レベル★
- 3.13 ・法人営業 英語必要度レベル★
- 3.14 ・購買部 英語必要度レベル★
- 3.15 ・経理部 英語必要度レベル★
- 3.16 ・施設管理部 英語必要度レベル★
- 4 英語が話せなくても、入社してから勉強すればいい
- 5 ホテルへの転職におすすめのエージェント
ホテルの転職に英語は必須なのか?
結論からいうと、マストではないけれど、話せた方が圧倒的に有利。
特に私が働いていたのは外資系ホテルだったので、お客さんも6割が外国人だし、部長以上の役員層はほぼ外国人でした。
英語が話せない社員もいます
ホテルで働いていた時、圧倒的に多かったのが「外大卒業組」でした。
そして、「ワーホリ帰り組」もめちゃめちゃ多い。
彼らは当たり前のように英語が喋れます。
年配の人たち(40代~50代)は英語が喋れない人も多かったけど、若い人たちに感化されてか、勉強しようとしている人も多かったです。
部署によって英語の必要度は変わる
部署によって、英語の必要度は変わってきます。
参考までに、必要度合いを星の数で表してみました。
・フロント
英語必要度レベル★★★★★
英語必須です。外国人の多くないビジネスホテル等ならいらないかもしれません。
・ベル、コンシェルジュ
英語必要度レベル★★★★★
ベル、コンシェルジュのいるホテルは外資系の場合が多いですから、英語は喋れた方がいいでしょう。
・オペレーター
英語必要度レベル★★★★★
いわゆる交換台の部署。電話ってかなり英語が聞き取りずらいんですよね。慣れるまで大変かもしれません。
・海外営業
英語必要度レベル★★★★★
海外の顧客とやり取りをしなければいけないので必須。中国語や韓国語もあると尚良し。
・役員秘書
英語必要度レベル★★★★★
外資系ホテルの役員秘書は、役員が外国人の場合ネイティブレベルの英語を要求されます。
帰国子女でなければキツイと思います。まぁそういう人しか応募しないんでしょうけれど。
・レストランサービス
英語必要度レベル★★★★
朝食ビュッフェを提供しているレストランに配属であれば必須。中華レストランなど外国人客が少なければ、そこまで必要ないかも。
・宿泊予約、ツアーコーディネーター
英語必要度レベル★★★★
電話やE-mailでの宿泊予定客との対応が主になります。日本人客が多いか外国人客が多いかによって変わります。
・フィットネス
英語必要度レベル★★★★
日本人のお客さんと外国人のお客さんが半々位でしょうか。フィットネス会員になると上流階級のお客さんが多いので、きちんとした日本語が喋れる人の方が優遇されると思います。
・宴会サービス
英語必要度レベル★★★
婚礼や宴会イベントのサービスを担当する部署です。インバウンドのイベント案件がなければ、英語が喋れなくても大丈夫。
・人事部
英語必要度レベル★★★
意外と英語が必要なのが人事部。外国人スタッフを採用することもこれから増えますので。
・レストランキッチン
英語必要度レベル★★
基本必要ないかと思いますが、シェフのトップが外国人だったり、朝食ビュッフェで人前に出てオムレツを作る場合には必要でしょう。
・ウェディング
英語必要度レベル★
日本人客がほとんどだと思うので、そこまで必要ありません。
・法人営業
英語必要度レベル★
日本の法人への営業が主になるので、必要ありません。
・購買部
英語必要度レベル★
日本の法人が取引先になるので、必要ありません。
・経理部
英語必要度レベル★
想像できると思いますが、ほぼ必要ありません。
・施設管理部
英語必要度レベル★
いわゆるエンジニアと呼ばれる職種です。SEもそうですが、技術系の職種は英語が喋れなくても大丈夫です。
というか、ホテルってこんなに部署あったんだ!とビックリした人も多いのではないでしょうか。
英語が話せなくても、入社してから勉強すればいい
基本的には、部署にもよりますが日常会話ができればオッケー。
採用されるかどうかは、英語が喋れるかうんぬんよりも、その人の人柄と会社のタイミングが最重要だと思います。
また、大手のホテルであれば、英語の勉強のための制度を整えてくれているところが多いです。
例えば私のいたホテルでは、
- 週に1回の英語の授業(ランク別)
- 自宅でのスカイプ英会話受講
- TOEICの会社受験
が無料で受けられました!
こういった社内制度を活用して、英語を勉強するのもありだと思います。
実際、外勤営業を担当していた既婚40代の先輩は、営業のアポの合間にスケジュールを組んで、毎週英語の授業に参加していました。
外勤営業は英語は必須ではないですが、やはり外国人上司とコミュニケーションをとるためには、あった方が有利に働くし、昇進にも関係してきます。
ほんとにスゴイなぁと尊敬していました。
ホテルへの転職におすすめのエージェント
ホテル業界はどこも人手不足です。
なので、色んなホテルを受けていれば、どこかしら拾ってくれるところがあると思います。
仮に英語が喋れなかったとしても、入社してから英語の勉強を頑張ります!という姿勢をアピールすれば大丈夫。
元ホテル業界勤務の私がおすすめする転職エージェントは、以下の3つ。
①リクナビNEXT
業界最大手で掲載求人も多く、どんな求人があるかとりあえず見てみたいという人におすすめ。
ここにしかない求人が非常に多く、「ホテル」と調べただけでも946件のヒットがありました。
星野リゾート、グランドハイアット東京、プリンスホテル、三井ガーデンホテルズ、都ホテルなどの求人があります。(2018年5月調べ)
②DODA
実際にエージェント担当さんに相談に行くならここ。
リクナビよりも面談のフォローが手厚いといった口コミもあります。
星野リゾート、グランドハイアットなど・・リクナビNEXTと載っている求人はわりと似てますね。
③JACリクルートメント
JACリクルートメントは、英語を活かす仕事や外資系転職に強いのがポイント。
婚礼部門部長職、客室部門幹部候補などの、比較的ハイクラスの求人が多いのもポイントです。
30歳以上の人は、JACリクルートメントに相談すると良い求人を紹介してもらえそうです。
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